Master Mindパーソナルトレーナーの栗原ひろのりです。

今回は食事指導の際に多くの方から言われる「朝食を食べるべきかどうか」について僕なりの見解を書いていこうと思います。

朝食を食べるかどうかについて色々と悩んでいる方、抜いている方、食べている方、皆さんにとって参考になる内容かと思いますので明日のモーニングタイムのことを想像しながら読んでみてくださいね。

朝食は食べるべき？

まず結論ですが、

『目的と考え方によって、どちらでも良い』

が僕の答えです。

と言うかこれ以外にありません。

あなたは朝食に何を求めていますか？

まずあなたにとって朝食を食べる意味とは何でしょうか？

一般的には、1日活動する為のエネルギーをしっかりと摂取するためだったり、仕事や勉強の生産性を高めるためなどの理由でしっかりと食べるべき論が多いかと思います。

確かに朝エネルギーを摂取していれば活動時にエネルギー切れを起こすことはないでしょう。

ですが、あなたの目的がダイエットとなった時などはどうでしょうか？

少しでも体重や体脂肪を減らしたい・・・という思いからカロリーを調整したりしているはずですね。

その時多くの方が朝食を抜いたり食パンとコーヒーのみとしたり、スムージーやシリアルだけとしたりしています。

ボディメイクが目的であれば、筋肉量を増やす為にたんぱく質の摂取量が体重１kgあたり２g程度になるので朝からしっかりとたんぱく質を摂取することが望ましいでしょう。

故にしっかりと食べなくては追いつきません。

逆に、美容や体質改善を目的にしている人はあえて朝食を抜く「断食＝ファスティング」をすることもあるでしょう。

酵素栄養学などではナチュラルハイジーンに従って4:00〜12:00は排泄の時間と捉えて固形物などの摂取を控え酵素の活性化を図ります。そうすることで胃腸などの内臓の働きを過剰にしないように調整しています。結果としては代謝酵素の働きが向上し、代謝量が上がるという結果になります。

「〜べき」ではなく、あなたが「どうなりたいのか」

あなたの周りの友人やテレビ、ネットなどのメディアで様々なダイエットや健康法の情報が手に入ります。

それらは避けようとしても避けられる限度があります。そして、その一つ一つは万人に共通するものではないんです。友達には合ってもあなたには合わないかもしれませんし、その逆のこともあるかもしれません。

ですので、大切なことはあなたがどうなりたいのか？あなたがどういった日常や生活習慣、健康レベルを得たいのか？という「目的」によって取捨選択をしていかなくてはいけないのです。

情報過多の現代にとってはその能力次第で結果が大きく変わってしまいます。僕らパーソナルトレーナーといった専門家であっても、トレーナーによって発信することが様々であることが多いです。

これもクライアントから「前のトレーナーやインストラクターの人と言っている事が違う」「テレビに出ていた栄養士さんと言っている内容が違う」などと質問される時も多々あります。こういった疑問をあなたも少なからず抱いた事があるのではないでしょうか？

そういった場合は、その発信したトレーナーなり栄養士なりがどういった方を対象に(あなた一人？大勢？あなた一人の場合はあなたの事をどれだけ理解して？)、どういった目的(ゴール)を設定してお話していたのか、というバックグラウンドをしっかりと理解して受けとらねばいけません。

まとめ

朝食を抜くかどうかといった「手段」の選択からでなく、あなたがどうなりたいのか？といった軸となる「目的」をまず見直せば、その目的に応じて手段が決まります。

結果を早く求める気持ちもすごくわかりますが、一人でネットなどで情報収集する方は海図を持たずにイカダで太平洋を漂流している様なものです。

結果を出すためにも、上記の事を頭に入れながらぜひ専門家にご相談することをオススメします。

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