あなたの筋肉は力の入らない筋肉じゃないですか?

Master Mindパーソナルトレーナーの栗原ひろのりです。

突然ですが、タイトルにもある「力の入らない筋肉」ってどういう事か伝わりますか?

実はこれ、トレーニングで結果が出ない方や、意図しない部位が太くなったり、目的の部位が全然引き締まらない、といった方に多く見られる状態なんです。

 

多くの方が「いや、筋肉には力が入るでしょ?」「弱いって事??」などと考えるのではないでしょうか?

その様に考えた方は、近からず遠からず、といった感じです。

 

じゃあどうゆう事か?

ご説明していきますね。

 

筋弱化というキーワード

まず、あなたに覚えて欲しいキーワードがあります。

それは「筋弱化」というワードです。

 

筋弱化とは、「筋肉以外の臓器や骨格、結合組織などのバランスや機能低下/亢進が原因で起こる」ものです。

これは僕の言葉で伝えている表現ですので、誤差はある場合もあると思いますが、大枠はイメージしてもらえるのではと思います。

 

故に、単純に筋力低下が原因で起こっているわけではないという訳です。

 

顕在化している結果ではなく、その奥の原因に目を向ける大切さ

筋弱化の例として、国民病のようになっている「肩こり」を挙げましょう。

まず、なぜ肩こりになるのでしょうか?

 

残念ながらこれが原因です!と断定はできないのが現状です。

なぜかというと、「原因が様々だから」なんです。

 

ですが、今回は筋弱化を例にして肩こりについて考えていきますね。

まず肩が凝る部位も人それぞれですが、場所的には主に僧帽筋上部繊維が最も多いです。

 

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肩こりは、この僧帽筋上部繊維が凝っていると表現されるものですが、これは結果であり原因は他にあるよという事

肩こりで多いのがこの僧帽筋上部繊維の【過剰収縮=頑張りすぎ】です。これが結果であるということは何かが原因で僧帽筋上部繊維を「使い過ぎてしまう」事態なっているという事です。

では何が原因なのでしょうか?

 

細かくは個人差が非常に大きいので、この文章中では断定はできません。(ご理解くださいね・・・本気で気になる方はご体験にいらしてください)

よくある例としてご説明すると、棘上筋や僧帽筋下部繊維などの機能低下が見受けられる場合が多いです。

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棘上筋はバンザイの様に腕を上げるために使われる筋肉です。

僧帽筋下部繊維はバンザイの様に腕を上げる時に、肩甲骨を下に引き下げる役目があります。

 

このどちらかや、場合によってはどちらもが機能低下していると筋力チェックをした場合驚くほどに(笑ってしまうほどに)力が入りません。

そして同時に僧帽筋上部繊維あたりにもの凄く力が入るケースもあります。

なので、この例えの場合は僧帽筋上部繊維のマッサージやストレッチなどでは一過性の緩和しかしません。

根本から改善したい場合は、まず棘上筋や僧帽筋下部繊維の機能をストレッチや各種手技などで適切に戻していき、同時にトレーニングしていく事が重要となります。

 

鍛える準備ができているかどうか

この様に、筋力チェックなどで思い切り頑張っているのに目的の筋肉がうまく働かない、力が入らない、ということも往々にしてあります。

そんな部位は僕にもありますし、これを読んでいるあなたにもほぼ100%の確率で多数あると思います。

ここで大切なのが、『使えない部位(筋肉)をそのままにしておかないこと』です。

先ほどの肩こりの例で言うと棘上筋や僧帽筋下部繊維がうまく働かないことで僧帽筋上部繊維を過剰に使っている(=代償動作と言います)ので、この状態のままで背中や肩のトレーニングをしようと思ってもなかなかターゲットの筋肉に刺激が入らず常に僧帽筋上部繊維に強く刺激が入ってしまう事態となります。

トレーニング種目で言うと、ベントオーバーロウやチンニング、ラットプルダウン、サイドレイズ、プッシュアップ、などで僧帽筋の代償的過剰収縮をよく見かけます。

Pulldown

 

フィットネスクラブで上記の種目をやっている方のほとんどは・・・なフォームですね。たまに綺麗にできている方もいますが、その方はおそらくトレーナーの指導を受けているのではと思います。(注:あくまで僕の主観です)

 

目的部位に適切に刺激を入れる

目的部位に適切に刺激を入れるためには、まず代償動作を起こしている原因の筋肉や軟部組織などに対してのアプローチであるストレッチや軟部組織リリース、関節モビライゼーションなどが必要になります。

 

あと、俗に言う(ストレッチポールやテニスボールを使った)筋膜リリースなどは、実際には筋膜をリリースできていません。(少なくとも現在僕が学んでいる中では、そのようなリサーチは聞こえてきません。)これは筋膜リリースという表現上の問題も内包しているように思います。。。

それらの方法では別の機序があります。(今回は割愛します)

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各症状やトレーニング目的によってチェックする方法は様々ですが、トレーニング効果や治療効果が思うように出ていない方は一度しっかりと使いたい部位や意識している筋肉に力を入れることができるのか?をチェックしても良いかと思います。

 

特に、

外腿のハリや太さに悩んでいる女性や

なかなかヒップアップしない、お腹が凹まないという女性

大胸筋や腕が太くならない男性

特定の部位にいつも違和感や痛みが出る(治療しているのに)

 

などは上記のことが当てはまっているかもしれませんよ。

その場合は信頼できる専門家に頼ることをお勧めします。

もちろんMaster Mindではトレーニング前に必ずコンディショニングという概念で筋力チェックを行っていますので、気になった方はご体験だけでもいらしてくださいね。

 

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