恵比寿(渋谷・広尾・目黒近郊)パーソナルトレーニングスタジオマスターマインド、パーソナルトレーナーの栗原ひろのりです。
先日出たこんな記事をご存知ですか?
【 プロテイン摂取に黄信号! 25歳の女性ボディビルダー死亡 豪州 】
【 高たんぱく食で筋トレの女性死亡、本人も気づかぬ難病に警鐘 】
上記2つの記事は同じ内容を扱っています。
先日、オーストラリアの女性ボディビルダーの方が亡くなられた原因についての記事になります。
SNSやネットニュースなどをよく見ている方はご存知の内容かもしれません。
栗原もTwitterでこの記事が話題になっていたので目にとまりました。
記事の概要
こちらの記事の概要は、ボディビルの大会へ出場する為に高たんぱく質の食事やプロテインなどのサプリメントを多く摂取していた事で、遺伝性疾患である「尿素サイクル異常症」を発症し亡くなられたというものです。
この記事で少なからず、
高たんぱく質食やプロテインって沢山とると危険なんだ・・・
という印象を持つ方も出るんじゃないだろうか?と思いました。
特に、「プロテイン摂取に黄色信号!」という見出しは、栄養素やプロテインなどの知識がない方へは明らさまにそう感じさせるのではと思います。
内容をしっかりと読んで判断してほしい
今回一人の女性が亡くなられたことは大変残念なことです。
この出来事で大切な事は、たんぱく質(=プロテイン)は危険!悪い!という事ではなく、彼女が持っていた遺伝性疾患の「尿素サイクル異常症」というものがあるんだという事に注意、注目しなければいけません。
記事内にも
亡くなる数日前には「常に眠い」など体の変化を訴えていたという。
尿素サイクル異常症がある場合は、集中力の欠如や疲労感、嘔吐(おうと)といった症状が出て、インフルエンザだと思って医療機関を受診する人もいるという。
血中アンモニア濃度の検査をすれば尿素サイクル異常症は発見できる可能性があるが、一般にこの検査は行われていない。
という様な、尿素サイクル異常症についての説明があります。
そして重要なことは、この疾患を持っていない健康的な人であれば、高たんぱく質の食事やプロテインなどのサプリメントの摂取は特に問題がありません。
ですので、ボディメイクや競技を行っている方で、上記の様な特定の症状が疑われなければしっかりとたんぱく質を摂取し、体を作ることが大切です。
そもそも、普段の食事でたんぱく質をしっかりとるという事は非常に大変なことなので、ボディメイクなどをする場合は特に意識して摂りましょう!
(参考記事:プロテインて毎日飲んだ方がいいですか?)
(参考記事:豆腐や納豆だけでタンパク質は本当に足りている?私は大丈夫と思った方こそ「必読」です。)
例えは悪いかもしれませんが、花粉症の人には花粉は非常に害がありますが、そうでない人には全く害がない事と同じです。
まとめ
SNSなどで非常に話題になっていたので、情報や記事の表面的な内容を鵜呑みにせずに、しっかりと中身を見て判断できる方が増えればなと思います。
少しでもご参考になれば幸いです!
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