トレーニングの時のベルトってなんでするの?必要?不要?

トレーニングスタジオMaster Mind恵比寿、パーソナルトレーナーの栗原ひろのりです。

皆さんはジムなどでトレーニングをする時に、専用のベルトをつけて行っていますか?

種目にもよりますが、「トレーニングベルトをつける意味って何ですか?」というご質問を先日頂いたのでトレーニング中にベルトをする意味や効果について書いていきたいと思います!

 

トレーニングベルトは必要か不要か

タイトルにも書きましたが、トレーニング時にベルトは必要か不要か?

答えとしては

 

どちらもあり

 

です。

 

この様な答え方になるのには、いくつか理由がありますのでご説明していきますね。

ベルトをする意味

まず、ベルトをする意味は様々あるのですが、大切な幾つかをご説明します。

① 腹圧が高まる

ベルトを巻いてしっかりとお腹に力が入れられる様になると、「腹圧」といってお腹の内側から押し出す様な力が入りやすくなります。
腹筋に力を入れる感覚とはまた違ったものなのですが、腹圧はスクワットやデッドリフトをする時などはとても重要な要素になります。腹圧がしっかりと入ってくると体幹部の安定性が増し、腕や脚などといった四肢の筋力向上をサポートしてくれるのでトレーニング効果にも影響します。

② 怪我の防止

①の腹圧が高まると、腰椎〜胸椎の安定性が向上するので腰部に過度にかかる負担を減少させる事につながり、結果として腰の怪我を予防する事になります。

③ 胸郭が適切に動いているのかのチェックになる

①の腹圧を高めようとした時に、しっかりと息を吸い込まなくてはいけないのですが、その時に胸郭の動きが悪いと息が沢山吸えません。すると、腹圧もしっかりと高めることができません。
これは、特に高重量のスクワットなどをしてみるとよくわかるので、トレーニング経験がある程度ある方は指導者や補助者と共にぜひお試し頂くと良いですね。

ベルトが不要な時って?

上の例はベルトをする意味=メリットとなります。

では、ベルトが不要な時とはどんな場合でしょうか?

それは

 

・ベルトに頼らずに自身の腹圧の力で腰椎(脊柱)を安定させたりしたい場合

・脊柱起立筋にしっかりと刺激を入れたい場合

 

です。

これは、前提としてある程度トレーニング経験があり、リスクなどもしっかりと把握している事が大切です。

ベルトをした場合は、ベルトの反発力を感じられるのでとても腹圧がかけやすいのですが、言い換えればベルトに頼って腹圧をかける形をとります。

ですので、しっかりと自分で腹圧のコントロールができているか?というとそうでない場合も多くあります。その点を強化しつつ、スクワットやデッドリフトなどを行いたい場合はベルトなしで行う事がよいケースもあります。

 まとめ

スクワットやデッドリフトなどの高重量を扱う書目に関しては、基本的にはベルトをした方が良いと思いますが、トレーニングの目的によってはあえてノーベルトで行うという事もありです。

ぜひご自身のトレーニングにお役立てください!

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